ジャック・ドーシー Jack Dorsey(1976年11月19日生まれ)。日本でも有名なマイクロブログ・サービス、ツイッターの共同創業者です。現在36才にして、すでに個人資産は11億ドル(1045億円、1ドル=95円換算)に達しています。
ただし、この約1千億円の資産はツイッターによるものではありません。現在のドーシーの資産のほとんどは、自身が2009年に創業したモバイル・ペイメント・サービス会社スクエアの株式持ち分(現在約1/3を保有)によるものです。
このスクエアのサービスは、わずか3年でアップル、ウォールマート、ベストバイ、スターバックス、フェデックスなどの大口顧客を獲得するとともに、ビザ、マスターカード、アメリカン・エクスプレスなどの主要カード会社と提携し、現在の企業価値はおよそ32億5000万ドル(約3087億円、1ドル=95円換算)と算定されています。
とはいえ、ツイッターもフェイスブックやグーグルによる大型買収や、上場の噂が絶えません。もし、ツイッターが売却されたり上場したら、ドーシーの資産は一気に現在の数倍に跳ね上がることでしょう。
ジャック・ドーシーの学歴は、ニューヨーク大学中退ですが、14才の時に車両運行システムのソフトウェアを開発するといった天才ぶりを発揮しています。すでに15才の時には、ツイッターのアイデアを思いついていたといいます。その後インスタントメッセージサービスを目にして、オデオ社に自身のアイデアを売り込み、ツイッターのプロトタイプを2週間で開発、2006年に会社を設立しています。
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“Everyone has an idea. But it’s really about executing the idea and attracting other people to help you work on the idea.”
「アイデアは誰にでもある。問題は、アイデアの実行とあなたのアイデアの実現を助ける他人を引きつけることだ。」
“Everything we do is about getting people to be more open, more creative, more courageous.”
「我々が行っていることは、人々をよりオープンで、創造的で、勇敢にすることだ。」
“All my days are themed. Monday is management. Tuesday is product, engineering, and design. Wednesday is marketing, growth, and communications. Thursday is partnership and developers. Friday is company and culture. On the days beginning with T, I start at Twitter in the morning, then go to Square in the afternoon. Sundays are for strategy. Saturday is a day off.”
「毎日のテーマを設定している。月曜日はマネジメント、火曜日は商品とエンジニアリングとデザイン、水曜日はマーケティングと成長とコミュニケーション、木曜日はパートナー会社や開発会社、金曜日は会社と企業文化というように。Tで始まる曜日(火曜日と木曜日)は午前中にツイッターから始め、午後はスクエアに移る。日曜日は戦略を考え、土曜日は休みをとる。」
"I started thinking about it when I was 15. In 2006, SMS was getting really big in the US. We looked at it (Twitter) again. I knew the concept was huge, but the velocity was surprising. The most surprising thing is that people adopted the technology and made it their own. Twitter showed that 3 concepts emerged: immediacy, approachability and transparency."
「ツィッターのアイデアを考え始めたのは15才の時だった。2006年、SMS(ショート・メッセージ・サービス)が米国でまさに巨大化した。それで、ツイッターのアイデアをもう一度検討してみた。コンセプトはスゴいものだと分かっていたけれど、拡散の加速は驚くべきものだった。最も驚いたことは、人々がテクノロジーを受け入れ、自身のものにしてしまったことだ。ツイッターによって出現した概念が3つある:即時性、到達性、そして透明性だ。」
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タイトルを含め、修正いたしました。