2013年03月01日

チョコレートで大富豪に - 「ハーシーズ」の創業者 ミルトン・ハーシー

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ミルトン・ハーシー MILTON S. HERSHEY (1857年9月13日-1945年10月13日)。米国最大のチョコレートメーカー「ザ・ハーシー・カンパニー」(商品ブランド名は「ハーシーズ」)の創業者です。

ミルトン・ハーシーは、ペンシルバニア州の貧しい農家に生まれたため、小学校も中退し、新聞社の印刷工見習いとして働き、以降学校教育を受ける機会に恵まれていません。そのせいか、公の場でスピーチをすることも、本を読むことも、手紙を書くこともしませんでした。もちろん印刷工見習いもすぐにクビになってしまいました。

その後、地元のキャンディ屋さんに勤めることになり、やがて自宅でキャラメル作りを初め、借金をして行商用の手押し車を購入し移動販売を始めます。が、ある日トローリー車に突っ込まれ大破、あえなく破産してしまいます。

一度は地元を離れますが、再び戻り「ランカスター・キャラメル社」を設立しキャラメル製造を始めます。英国への輸出卸で順調に業績を伸ばしていきます。当時、英国ではこのキャラメルにチョコレートをコーティングして小売りしており、これが後にチョコレート産業に進出するヒントになったようです。

1900年にこの「ランカスター・キャラメル社」を100万ドルで売却し、既に設立していた「ハーシー・チョコレート社」に注ぎこみます。ハーシーのチョコレートは、新鮮なミルクを使った美味しいミルクチョコレートで、広告は一切していないのに飛ぶように売れたそうです。安価で高品質なチョコレートを大量生産方式で提供したことから、同時代の自動車王ヘンリー・フォードとよく比較されます。

ちなみに会社が始めて広告を打ったのは、ミルトン・ハーシーの死後25年経ってからのことでした。

チョコレートで大成功をおさめた後、町作り、お菓子をテーマにしたテーマパークなどのアミューズメント施設作りなどを行っています。

ハーシーがチョコレートで築いた富は、約6億8000万ドル(約632億円、1ドル=93円換算)とされています。

ミルトン・ハーシーの顧問弁護士だった ジョン・E・シュナイダー氏は、こう述べています。「成功は、才能や、魔法、何か不可思議なものによると考えるのはよく見られる過ちだ。ハーシー氏の人生を見れば、成功の理由は踏みとどまり、決してあきらめないことにあることが明らかだ。」


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"Whatever money you boys earn during your lifetime, use it wisely. Spend it for the good of others, and you will be richly rewarded."

「稼いだ金は賢く使え。人のためになる使い方をすれば、たくさんの金が戻ってくる。


"You can surmount failure. You can be battered down three times, as I was, and still come out on top."

「失敗は克服できる。私と同じように3度失敗しても、トップに立つことができる。」


"Give them quality. That’s the best advertising in the world."

「高品質の商品。それこそが世界最高の広告である。」


"My best advice to you is - when you tackle a job stick to it until you have mastered it."

「あなたへの最高のアドバイスは - 仕事に取り組むなら、マスターするまで取り組めということだ。」


"You can only make money by giving people what they want…"

人々の欲するものを提供することでのみお金を稼ぐことができる。」


"If I rest, I’ll rust."

「休んだら、私は錆びついてしまう。」


"My success is the result of not being satisfied with mediocrity."

私が成功したのは、凡庸であることに満足しなかった結果だ。」


"When I started making chocolate I didn’t follow the policies of those already in the business. If I had, I would never have made a go of it."

「チョコレート製造を始めた時、チョコレート産業の従来のやり方には従わなかった。もし従っていたら、私の成功はなかっただろう。
posted by カイト at 09:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 料理人、食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月27日

全財産の半分以上を寄付し続けるドミノ・ピザの創業者 - トム・モナハン

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(写真はニューヨークタイムズ記事より)


トム・モナハン Tom Monaghan(1937年3月25日生まれ)。宅配ピザチェーンを全世界で展開するドミノ・ピザの創業者です。

熱心なカトリック教徒で自身の財産の少なくとも半分を寄付することを公式に宣誓しています。ビル・ゲイツ夫妻、ウォーレン・バフェットが提唱する「寄付の誓い」(Giving Pledge)にトム・モナハンもサインしています。これは生前もしくは死後に、全財産の少なくとも半分を寄付するというものです。

ちなみに、映画監督のジョージ・ルーカス、メディア王マイケル・ブルームバーグ、オラクル創業者のラリー・エリソンらも参加しています。

トム・モナハンの個人資産がどのくらいあるかははっきりと分かりませんが、2005年のビジネスウィーク誌の推定では5億ドルとされていますが、その時点ですでに4億5100万ドルを寄付しています。

トム・モナハンは、寄付を盛んに行う理由をこのように述べています。

"I came into the world penniless and as a Catholic Christian, I know that I cannot take any of it with me, so it has long been my desire to use the material resources that I have been blessed with to help others in the most meaningful ways possible,"

「私は貧しいカトリック教徒としてこの世に生まれた。死後持っていけるものではないことは分かっているのだから、幸運にも私に授けられた物質的な資源を、可能な限り最も意味のある方法で他の人たちを援助することに使いたいというのは私の長年の願いだった。」

父親はモナハンが4才の時に他界。一家は貧しく母親の手で育てるのは困難で、1943年6才の時に弟とともに孤児院に入れられ、49年に母親に引き取られています。建築家を目指して59年にミシガン大学に入学しますが、在学中に、弟のジェームズと地元の小さなピザ屋「ドミニック」をわずか500ドルで買収しています。

これは学費を稼ぐためだったと言っていますが、あてがはずれ、このピザ店は慢性的に赤字が続き、勉学どころではなくなってしまいます。

その後、「ドミノズ・ピザ」(現在も Domino's Pizza が正式名称です)と店名を変え、弟のジェームズが持つ半分の株式をフォルクスワーゲン・ビートルと交換し、あるアイデアを実行します。それは、多様化していたメニューをピザ一本に絞り、宅配用のピザ容器を開発し、大学キャンパスへの宅配を始めたことです。このピザ容器は当時としては革命的で、保温性に優れ、潰れにくいのでピザをたくさん重ねて一度に多くの顧客に巡回配達ができたのです。

創業から54年を経た2013年2月27日現在、「ドミノ・ピザ」は全米及び70カ国に直営店とフランチャイズ店を合わせ 9,742 店舗を展開する巨大企業となっています。2004年7月には株式公開を行い、NYSE(ニューヨーク証券取引所)の上場企業となっています。

トム・モナハンの個人資産は、現在およそ10億ドル(930億円、1ドル=93円で換算)と推定されています。もちろん資産の少なくとも半分を寄付し続けてきての数字です。


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"I think people are at their best when they… love their work."

「人は、好きな仕事をしている時が一番だ。」


"Life is too precious to be wasted in doing work you don’t love."

好きでもない仕事をして無駄に過ごすには人生はあまりにも貴重だ。


"I believe in deeds, not words."

「私は、言葉ではなく行動を信じる。」


"I have a lot of dreams, and I don’t think I’ll ever achieve them all. I hope not. I don’t like having to think about a day when I might stop having new ones."

「私には夢がたくさんある。すべて達成できるとは思わないし、そうであって欲しい。もうやることがなくなってしまう日が来るなどとは考えたくない。」


"Everything we established in our first twenty years was merely a foundation. The rest, the entire superstructure of the company, was built in six short years."

「最初の20年間をかけて築き上げたものはすべて、単なる基盤づくりだった。会社の素晴らしい企業構造は、その後のわずか6年で作られたものだ。」


"Failure shows you how to do something right."

失敗することで、うまくやる方法が分かる。


"It isn’t enough to know what you want: You have to make sure that the people who can get it for you know you want it."

「自分がやりたいことを分かっているだけでは十分ではない。それをやってくれる人たちに、あなたのやりたいことを理解してもらわなくてはならない。」


"Success was merely a matter of time and effort."

成功は、単に時間と努力の問題である。


"I believe in aiming high. If you do, you’ll stretch yourself to do better than you would if your goal were something easily reached."

「目標は高く掲げるべきだと信じる。そうすれば、ゴールが簡単に達成できる場合よりも、さらにいっそう頑張ることになるからだ。」


"I’ve always believe that the best plan is something you came up with through trying and failing."

「時には試行錯誤の結果、最良のプランが生まれると信じる。」


"I’ve always said that if you just take care of every single customer, your business will grow by 50 percent a year."

「すべてのお客さま一人一人を気にかければ、ビジネスは年率50%の勢いで成長するとずっと言い続けてきた。」


"I’m a firm believer in keeping a business simple."

ビジネスはシンプルさを保つべきだとかたく信じている。


"My philosophy of management is to let my executives do their job their way."

「私の経営哲学は、エグゼクティブには仕事のやり方は任せろということだ。」


"Every time I suffer a setback, I find myself thinking instinctively, How can I capitalize on this?"

「逆境にある時、どうやったらこの状況を金に変えることができるかと、いつも本能的に考えてしまう自分に気がつく。」
posted by カイト at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理人、食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月23日

全世界に26個のミシュラン☆を持つスターシェフ - ジョエル・ロブション

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(写真は、http://www.robuchon.com/より)


ジョエル・ロブション Joel Robuchon(1945年4月7日生まれ)。

2011年時点で、全世界に20店舗の高級フランス料理店を展開し、総数26個のミシュランの☆を持つフランス人シェフです。16冊の料理本を出版し、TV番組はフランスだけでなく、ヨーロッパ各国で放映されています。

ロブションは、15才の時レストランの厨房に見習いとして入店し、料理人人生をスタートさせました。20代前半には数々の料理コンクールを総嘗め、 76年には31才でMOF(仏最優秀職人賞)を取得します。コンコルド・ラ・ファイエットやオテル ニッコー・ド・パリの総料理長を歴任した後、81年末に独立し「ジャマン」を開店。82年にミシュラン☆、83年ミシュラン☆☆、84年ミシュラン☆☆☆とミシュラン史上初めて開店からわずか3年で3つ星を獲得しました。

1996年には厨房で日夜腕を振るう現役シェフを50才で引退し、その後レストラン経営者として世界各地に自身の名を冠したレストランを展開しています。彼の収入源は、レストラン経営のみでなく、広告収入、各種ロイヤリティ収入、不動産や株式投資、さらにロブション・ブランドでの婦人服アパレルや香水などの分野にも進出し、その事業意欲はとどまることを知りません。

名実ともに世界のトップシェフとして君臨するロブションですが、どのくらいの年収を稼いでいるのでしょう?

フランス語ですが、こちらに記事がありました。


この記事によれば2012年1月〜2013年1月の1年間の総所得は 5800万ユーロ(71億3400万円、1ユーロ=123円換算)と推計しています。前年度は3000万ユーロ(36億9000万円、1ユーロ=123円換算)でした。また、個人資産を1億8500万ユーロ(227億5500万円、1ユーロ=123円換算)と推定しています。


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"Creating deluxe cuisine is like playing a sport. Always competitive. Always challenging. And if you slow down a bit, you can no longer return to the top level."

「高級料理を作るのはスポーツに似ている。常に競争だ。絶えざる挑戦だ。少しでもスピードを緩めたら、二度とトップレベルには戻れない。


"When you cook, you take a life. When you eat fish, or meat, you take a life. And you must be very respectful of the ingredients and that is very important."

「料理をするということは、命を頂くことだ。魚や肉を食べる時、その命を奪っている。だからこそ食材には十分な敬意を払わなければならない。これは非常に重要なことだ。」


"When I used to have a show on French TV, people would ask me how my jacket stayed spotless while cooking. Your whole area has to be clean - and you have to keep it that way."

「以前フランスのテレビ番組に出ていた時、調理をしているのに調理服にシミがひとつもつかないのはなぜかと聞かれた。厨房全体をきれいに磨き上げ、その状態を維持しなくてはならない。」


"If you are killing a chicken and cooking a chicken, it has to taste like chicken. Veal has to taste like veal. You have to be able to identify what you're eating. One of my worst experiences is when I can't tell what I'm eating."

「鶏を殺し、調理するなら、その料理は鶏の味がしなくてはいけない。子牛は子牛の味がしなくてはならない。何を食べているのか分かるようでなくてはならない。何を食べているのか分からない料理というのは、最悪の経験のひとつだ。」


"I'm open to starting restaurants anywhere as long as the produce that's readily available is high quality. For example, I'm never doing a restaurant in Shanghai because I saw the produce available there, and it's just not good. I won't do a restaurant in Moscow for the same reason."

「高い品質の食材が入手できる所なら、どこにでもレストランを開きたい。例えば、上海で店をやろうとは思わない。食材のレベルを見たが、よくない。同じ理由でモスクワでも店をやりたいとは思わない。」


"I travel a lot. If you look at my suitcase, everything is extremely well-packed and well-folded; people who travel with me are impressed at how organized I am. Some would refer to me as a maniac for this."

「私はたくさん旅をする。私のスーツケースを見ると、すべてがきちんとパッキングされ、きれいに折りたたまれている。私と一緒に旅する人は、私の整理整頓ぶりに驚かされる。私のことを整理整頓マニアと呼ぶ人がいるくらいだ。」
posted by カイト at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理人、食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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