2013年03月23日

32才で大富豪となったシリコンバレーの破天荒な起業家 - ショーン・パーカー

seanparker.jpg
(写真は「フォーブス」(2013)より)



ショーン・パーカー Sean Parker (1979年12月3日生まれ)。33才にしてすでに20億ドル(1900億円、1ドル=95円換算)の個人資産を稼ぎだした、シリコンバレーの起業家です。

パーカーは、コンテンツ型SNSの新分野で何度も挑戦を続けています。が、起業家としてのトラックレコードを見ると成功率は高くありません。

音楽共有サイト「ナップスター」(Napster、1999年創業)は著作権法に抵触し訴訟を受けた末に清算(2003年)に追い込まれ、アドレス共有サイト「プラクソ」(Plaxso、創業2002年)は社内の内紛で会社を去ることになり、「フェイスブック」(Facebook、創業2004年)は法人化した際の初代社長を努めていますが麻薬保持疑惑(最終的には起訴されず)で会社を去らざるをえなくなっています。現在進行中のビデオコミュニケーション型SNS「エアータイム」(Airtime)も初期トラブルなどで会員数が伸びておらず先行き不透明です。

ただ、1年強で会社を追われたもののフェイスブックの4%の株式を取得していたおかげで、上場に伴い20億ドルの大資産家(上場当時32才でした)になっています。

現在は、企業家としてのみならずベンチャー投資家として音楽ストリーミングサービス「スポーティファイ」(Sportify)や「エアータイム」などSNS分野を中心にさまざまな事業への挑戦を続けています。

ちなみに、ナップスターを創業した時パーカーはまだ19才、フェイスブックの初代社長になったのは24才の時のことです。

映画「ソーシャル・ネットワーク」ではショーン・パーカーの破天荒ぶりが強調されて描かれていましたが、資金を呼び込み大学生ベンチャーだったフェイスブックに企業としての体制を作り上げたのは初代社長だったショーン・パーカーの功績だったと言われています。


*********************************************************************

"Being entrepreneurial is not about titles, credit, or glory. It's about doing what it takes when nobody else believed in you."

「企業家であることは、肩書きや信用、栄光とは無関係だ。起業家とは、誰からも信じてもらえない状況にあっても必要なことを行っていくことだ。


"Part of the challenge of being an entrepreneur, if you're going for a really huge opportunity, is trying to find problems that aren't quite on the radar yet and try to solve those."

「本当に大きなチャンスを求めているなら、まだレーダーに映っていない問題を見つけ出しそれを解決しようとするのが、起業家の挑戦というものだ。


"Solving specific problems is what drives me. I am not interested in having a career. I never have been."

「私の動機は、具体的な問題を解決していくことだ。自分の経歴づくりには今も昔もまったく興味はない。


"You want people using your product because it's a part of your life, then they can't stop using it."

「商品が生活の一部になってしまえば、ずっと使い続けてくれる。」


"Running a start-up is like eating glass. You just start to like the taste of your own blood."

「スタートアップの会社を経営するのはガラスを食べているようなものだ。自分の血の味が好きになっていくんだ。」


"I definitely wanted to earn my freedom. But the primary motivation wasn't making money, but making an impact."

「私は明らかに自由を獲得したいと欲している。ただ最大のモチベーションになっているのは金を稼ぐことではなく、インパクトを作り出すことだ。


"I think being a wealthy member of the establishment is the antithesis of cool. Being a countercultural revolutionary is cool. So to the extent that you've made a billion dollars, you've probably become uncool."

裕福になり体制側の人間になることは、クールであることの対極にあると思う。カウンターカルチャー側の革命家であることこそがクールだ。だから10億ドルも稼いでしまったら、クールでなくなってしまうだろう。」


"I think the perception of wealth and power is that things just become easier and easier when in reality as you raise the stakes things become more stressful."

「富と権力を手にするにつれて人生が楽になっていくと思われているだろうが、現実には会社への関与が大きくなるにつれストレスが増していく。」


"I've been doing a hybrid of investing and entrepreneurship, which I think initially I wasn't set out to do. But I realized it fit my personality."

「投資と企業のハイブリッドでやってきたけれど、最初はそんなことが自分にできると思ってなかった。だけど、自分の性格に合っていると分かったんだ。」


"It seems like the right thing to do is tackle problems other people aren't working on."

やるべきことは、他人が手をつけてない問題にぶつかっていくことだろう。


“Every good entrepreneur I know ends up in the wasteland of being a venture capitalist. It’s really frustrating,"How can you as an entrepreneur that’s had success, has a reputation, ever build the courage to go and do something again? Most entrepreneurs don’t remain entrepreneurs. It’s just too psychologically to have to constantly start over.”

「私の知るすぐれた起業家はベンチャー投資家という不毛の地に落ち着いてしまう。『どうして成功し、評価も高い起業家がもう一度何かをやってやろうという勇気を絞り出さないのか』と本当にじれったく思う。たいていの起業家は起業家であり続けない。常に新しく再出発し続けるというのは心理的にとても消耗することなんだ。」


“The list of people who have started from scratch over and over and succeeded systematically over a long period of time is incredibly short. The only person I can think of off the cuff is Jobs who had Apple, Next, Pixar, continued doing Pixar and Next and then Apple again, which is really a different company.”

長期間に渡って何度もゼロから出発し、成功し続けた人の数は信じられないくらい少ない。すぐに思い当たる唯一の人間はジョブスで、アップル、ネクスト、ピクサーを創業し、経営し続けた。アップルに復帰した後、アップルはまったく違う会社になっている。
posted by カイト at 11:03| Comment(2) | TrackBack(2) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

「ディーゼル」創業者、資産30億ドルの大富豪となる - レンツォ・ロッソ

RenzoRosso.jpg

(写真は、「フォーブス」より


レンツォ・ロッソ Renzo Rosso(1955年9月15日生まれ)。イタリアのアパレル・ブランド「ディーゼル」(Diesel)の共同創業者です。

「フォーブス」の最新の世界の億万長者特集(2013年)では、資産30億ドル(2850億円、1ドル=95円換算)の大富豪とされています。

ロッソは、イタリア北部の農村生まれ。学校を卒業してしばらくは両親の農作業の手伝いをしていましたが、農家を継ぐのでなく違う道を進みたいと思いテキスタイルの専門学校に入学します。在学中の15才の時から、ジーンズを手作りし、友人にあげたり校内で販売したりしていました。1973年にヴェニス大学経済学部に進学していますが、両親の農作業を手伝うかたわら、メカニックや大工の仕事をして学費を稼いでいました。

大学は、結局、2年で中退することになり、下請け服飾メーカー「モリテックス」に入社しています。ここで親会社「ザ・ジーニアス・グループ」経営者のアドリアーノ・ゴールドシュミットと出会い、2人は後に「ディーゼル」の共同創業者となっています。

ちなみに「ディーゼル」というブランド名の由来は、ディーゼルがガソリンの代替燃料であることから他の有名ジーンズブランドの代替ブランドであることを意味し、かつディーゼルという言葉が世界共通語で同一発音であることから取られたとのことです。

1985年、ロッソは「ディーゼル」の株式をすべて買い取っていますが、当時の年商は5、6億円程度でした。海外展開は91年から。その後、バッグ、アクセサリー、靴、さらにはホーム・インテリア市場に参入するなど急速に事業を拡大しています。

ディーゼルは、2012年時点で年商20億ドル(1900億円、1ユーロ=95円換算)の巨大ブランドに成長しています。

年商の割に推定個人資産が大きく不思議な気がしますが・・・。

ロッソは自身の持株会社を通じて、過去10年間の間にヨーロッパの新興及び中堅ブランドに投資を続け、パリの「マルタン・マルジェラ」、アムステルダムの「ヴィクター&ロルフ」、ミラノの「マーニ」などの大株主になっています。この持株分の資産評価が加算されているためです。


************************************


◇ “I expect them to work like I work, with an incredible passion and love, then everything comes easy and nice.”

「彼らも、私と同じように、信じられないくらいの情熱と愛情で働いてくれることを期待している。それによってすべてが簡単かつうまく実現する。」


◇ "I think designers are opening up their capital earlier now because they understand that it allows them to grow faster."

「デザイナーは、早い段階から資本投入することを考えるようになっていると思う。なぜなら、それによってより早く成長できることを分かっているからだ。」


◇ "It's a cultural sea change when you can come up with an idea, actualize the idea, monetize the idea and become a billionaire by your 40th birthday. That just didn't happen in the pre-Microsoft era."

「文明の変革で、アイデアを着想し、実行に移し、金に変え、40才の誕生日までに億万長者になることができるようになった。マイクロソフト登場以前には、そんなことはありえなかった。」


◇ “Well I grew up in the rock and roll era, listening to artists like Black Sabbath and The Sex Pistols. A lot of this rock and roll attitude has definitely played a big part in what Diesel has become. ・・・・

「私はロックンロールの時代に育った、ブラック・サバスやセックス・ピストルズといったアーティストを聞きながら。明らかにロックンロール的な姿勢は、今日のディーゼルで重要な役割を担っている。」


◇ “(Be honest, did you ever imagine Diesel getting this big?) I think most people dream of being big of course, but they never really believe it until they hit that turning point. Once I knew I had established my brand, I could really focus on making it as big as I could. That is an amazing feeling, a feeling that I will never forget. While it felt like forever when it was happening, looking back it feels like it happened overnight.”

「(正直、ディーゼルがここまで大きくなると創造していたか?)たいていの人はもちろんビッグになりたいと夢見ているが、転換点にたどり着くまでは本気でそれを信じていない。私自身のブランドを作り上げた時、できる限り大きくすることにひたすら専念できるようになった。決して忘れることができない驚くべき感覚だったよ。ブランドが大きくなっていく過程は永遠のように感じたが、振り返ってみれば一夜にして起こったような感じがする。」


◇ “(“What do you attribute to this success?”) One thing that we have always tried to be with Diesel is pioneers. We are always introducing new, modern, different, fresh, and rebellious products that take both denim and the people wearing it to a whole new place. I think the two biggest keys to our success were our vintage denim and the way we changed the way we communicated with our customers. Our vintage denim was something that no one else was doing at the time. We were the only ones able to produce a denim that had a look and feel of a great vintage pair of denim. This really helped to launch both Diesel and the industry into a new way of production. As I mentioned, our communication methods changed too. Most people were going direct saying ‘Here’s the product, buy it’. We decided to get away from that, and find a whole new way to communicate with our people. We decided to communicate through other people, the people our customers were listening to. We started working with celebrities, musicians, athletes to communicate in a more subtle way.”

「(ディーゼル成功の要因は何か?)ディーゼルがそうありたいと常に努めているのは、パイオニアであることだ。常に、新しいもの、モダンなもの、違ったもの、新鮮なもの、反主流のものを投入し続ける、デニム自体もそれを着る人もまったく新たな地点に連れていくような商品だ。我々の成功には2つの鍵がある。ヴィンテージ・デニムと、顧客とのコミュニケーションのあり方だ。当時、誰も我々のようなヴィンテージ・デニムを作っていなかった。素晴らしいヴィンテージもののデニムのように、見栄えがして着心地がいいものを作れたのは我々だけだった。ディーゼルにとっても業界にとっても新たな生産方式が生み出されることになった。さきほど述べたように、コミュニケーションの方法も変革した。たいていの人は、『商品がある、買おう』といった直接的な購買行動をとる。それを変えようと決断し、コミュニケーションのまったく新しい方法を見つけだした。我々は購買者に直接コミュニケーションをとるのでなく、購買者がその声に耳を傾ける人たちを通してコミュニケーションを行おうと決めた。セレブ、ミュージシャン、アスリートと共に、より緻密な方法でコミュニケーションをとることを始めたんだ。」

"I recently met with the Dalai Lama and he told me ‘Use your brand and your face to show the work you have done. You have the power to inspire others, and you should take pride in what you have done.’ I have learned from that and plan to use my face and my power to send a positive message. In fact, we are currently working on building a village in Africa.”

「最近ダライ・ラマと会った際、言われたのが『ブランドと自分自身を使いこれまでやってきたことを示せ。あなたには人を鼓舞する力があるのだから、これまで成し遂げてきたことに誇りを持つべきだ。』ということだった。その言葉から学び、自分自身と私の力を活用し、ポジティブなメッセージを伝えようと計画した。実際、今、我々はアフリカに村を作っているところだ。」


"(What ‘lifestyle’ does the Diesel brand promote?) In two words ‘successful living’ (this is Diesel’s tagline). We appeal to an intelligent consumer who shows their character not just through their clothes but more and more through their home too. We don’t tell people they have to only wear Diesel clothes or live with Diesel homeware, it’s about giving them a choice of original designs that aren’t just luxury but are very good quality that they can pick and choose from."

「(ディーゼルはどのようなライフスタイルを提唱しているのか?)2つの単語『サクセスフル・リビング』(ディーゼルのタグ)だ。我々は。服を通じてだけでなく、自身の家を通じて自分を表現しようとする知的な消費者に訴求している。ディーゼルの服だけを着なくてはならないとか、ディーゼルの家具だけで生活しろとは言わない。我々は、ラグジュアリーなだけでなくクオリティが非常に高いオリジナルデザインを彼らが選択できるようにしているのだ。」



"(Do you really feel the same people who buy Diesel jeans will buy a Diesel sofa too?) People approach lifestyle in a very different way now. Consumers fall in love with a brand and it’s important for a brand to develop and stretch itself to provide for their consumers. I don’t suspect that a customer will walk into a store to buy a pair of jeans and end up buying a sofa, but like I said before it’s about providing our loyal consumers with a choice to create a lifestyle."

「(ディーゼルのジーンズを購入している人がディーゼルのソファも購入すると本当に感じているのか?)ライフスタイルに対してはさまざまな姿勢がある。消費者はブランドに恋をするのだから、ブランドを発展、拡張させ消費者に提供していくことは重要だ。ジーンズを買いにお店に入った人がソファを買うことになるということも考えられると思うが、先ほども言ったように、お客さまにライフスタイルを作るための選択を提供しているということだ。
posted by カイト at 20:47| Comment(3) | TrackBack(0) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月07日

「ダ・ヴィンチ・コード」で200億円以上を稼いだ小説家 - ダン・ブラウン

DanBrown.jpg

(写真は、ウィキペディアより


ダン・ブラウン Dan Brown (1964年6月22日生まれ)は、「ダ・ヴィンチ・コード」(The Da Vinci Code、2003年)、「ロスト・シンボル」(The Lost Symbol、2009年)など発売されるとただちにベストセラーの第1位に躍り出る米国の小説家です。2012年現在、著書は52カ国語に翻訳され、累計刷数は世界中で2億部以上とされています。

ただ「天使と悪魔」(Angels and Demons、2000年)など初期の3作は初版1万部程度で、大成功を納めたのは4作目の「ダ・ヴィンチ・コード」からです。2003年に発表されたこの作品は2009年時点で全世界で販売総数8100万部という超ベストセラーになっています。

雑誌「タイムズ」は、「ダ・ヴィンチ・コード」からの印税や映画化権料などの収入が2億5000万ドル(232億円、1ドル=93円換算)に達したとしています。また、少し古い記事ですが「フォーブズ」が2005年時点でのダン・ブラウンの年収を7650万ドル(約71億円、1ドル=93円換算)と推定しています。

ちなみに映画「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年公開)の興行収入は全世界で7億5800万ドル、さらにDVD売上が1億3000万ドルで2006年で最も商業的に成功した映画のひとつです。(トップは「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の10億6600万ドルで、「ダ・ヴィンチ・コード」は2位です。)

映画の商業的成功で、前作にあたる「天使と悪魔」も2009年に映画化されています。こちらは興行収入4億8500万ドルで第9位。この年は「アバター」が27億8200万ドルでダントツの1位でした。

2009年に発表され全世界3000万部を売ったラングドン教授シリーズの第3作「ロスト・シンボル」もトム・ハンクス主演での映画製作が現在進行中です。

ダン・ブラウンは、米国ニューハンプシャー州生まれで父親は数学の先生でしたが、両親ともに地元教会の聖歌隊に所属し、母親はオルガン演奏者でもありました。

大学卒業後、シンガーソングライターを目指して活動していたのも両親の影響があったかもしれません。ただ、ポップミュージックの世界では芽が出ず、1993年には故郷に戻り、学校教師となっています。

小説を書こうと思ったきっかけは、1994年、休暇でタヒチを訪れた時のことです。海辺で読んだシドニー・シェルダンの小説「陰謀の日」("Doomsday Conspiracy")がきっかけでした。物語の世界に一気に吸い込まれ、読み終えた後、これは自分にも書けると思ったそうです。こうして書き上げたのが処女作「パズル・パレス」(" Digital Fortress")です。

1996年には教師の職を辞し、専業作家になります。世界的なベストセラー作家となったのは、それから7年後の2003年に「ダ・ヴィンチ・コード」を発表してからでした。

ラングドン教授シリーズの最新作「インフェルノ」("Inferno")は、2013年5月の発売が決まっています。ダンテの「神曲」をモチーフにした作品でフィレンツェが中心舞台になるようです。


**************************************


"One of the many qualities that makes The Da Vinci Code unique is the factual nature of the story. All the history, artwork, ancient documents, and secret rituals in the novel are accurate…as are the hidden codes revealed in some of Da Vinci's most famous paintings."

「『ダ・ヴィンチ・コード』の特徴のひとつは、事実を元に組み立てた物語だということです。小説の中に登場する歴史、芸術、古代文書、秘密儀式はすべて正確なもので・・・ダ・ヴィンチの最も有名な絵画に見られる隠された暗号(コード)も同様です。」


"Indeed. I intend to make Robert Langdon my primary character for years to come. His expertise in symbology and iconography affords him the luxury of virtually endless adventures in exotic locales. Currently, I have rough sketches for almost a dozen Robert Langdon thrillers set in mysterious locations around the globe."

「その通りです。しばらくはロバート・ラングドンを主人公としたものを書いていくつもりです。象徴学やイコノグラフィーへの造詣の深さ故、エキゾチックな場所へと終わることのない冒険をいくらでも続けることができます。現在、地球上のミステリアスな地域を舞台にしたロバート・ラングドンものの小説の構想が1ダースほどあります。」


"As strange as this may sound, I very seldom read fiction. Because my novels require so much research, almost everything I read is non-fiction-histories, biographies, translations of ancient texts. Those few fiction writers who have inspired me most would be Ludlum for his plot intricacies, Steinbeck for his descriptions, and Shakespeare for his wordplay."

「妙に聞こえるかもしれませんが、小説はほとんど読みません。というのは、私の小説にはたくさんのリサーチが必要なので、読むのはノンフィクションの歴史ものとか、伝記とか、古代文書の翻訳とかなのです。最もインスピレーションを受けたのは、ごく少数の作家で、ラドラム(ジェイソン・ボーン3部作で有名なスパイ小説家)のプロット構成、スタインベックの表現、シェイクスピアの軽妙なやりとりです。」


"Until I graduated from college, I had read almost no modern commercial fiction at all (having focused primarily on the "classics" in school). In 1994, while vacationing in Tahiti, I found an old copy of Sydney Sheldon's Doomsday Conspiracy on the beach. I read the first page… and then the next…and then the next. Several hours later, I finished the book and thought, "Hey, I can do that." Upon my return, I began work on my first novel-- Digital Fortress -- which was published in 1996."

「大学を卒業するまで、近代の商業的な小説はほとんど読んだことがありませんでした(学校では「古典」が主でした)。1994年、タヒチでの休暇中に、シドニー・シェルダンの『陰謀の日』の古本を浜辺で見つけました。最初のページを読み・・・次のページを読み・・・また次を。数時間後、本を読み終えこう思ったのです。『これは、自分でも書ける』と。帰ってすぐに最初の小説『パズル・パレス』に取りかかり、1996年に出版されたのです。


"If I'm not at my desk by 4:00 A.M., I feel like I'm missing my most productive hours. In addition to starting early, I keep an antique hour glass on my desk and every hour break briefly to do pushups, sit-ups, and some quick stretches. I find this helps keep the blood (and ideas) flowing. I'm also a big fan of gravity boots. Hanging upside down seems to help me solve plot challenges by shifting my entire perspective."

明け方4時には机に向かわないと、一番生産性の高い時間を逃してしまった気持ちになります。早朝から始めることに加え、アンティークの砂時計を机の上に置いて、1時間毎に短い休憩をとり、腕立て伏せや、腹筋、それに簡単なストレッチを行います。これをやると血流がよくなり、アイデアも浮かんでくるんですね。あとぶら下がり健康器が大好きなんです。逆さ吊りになると、視点が完全に代わるので、プロットをうまく組み立てることができるようになるんです。」


"Two thousand years ago, we lived in a world of Gods and Goddesses. Today, we live in a world solely of Gods. Women in most cultures have been stripped of their spiritual power. The novel touches on questions of how and why this shift occurred…and on what lessons we might learn from it regarding our future."

「2000年前、私たちは神々と女神たちの世界に生きていました。今日、私たちは神々だけの世界に生きています。女性は多くの文化の中で、精神的な力をはぎ取られてきたのです。この小説(「ダ・ヴィンチ・コード」)は、これが何故どのようにして生じたのかという疑問について・・・さらには我々の未来のためにこのことからどのようなことが学べるのかについて触れています。」


"I consider myself a student of many religions. The more I learn, the more questions I have. For me, the spiritual quest will be a life-long work in progress."

「私は数多くの宗教の学徒だと考えています。学べば学ぶほど、多くの疑問が湧いてくるのです。私にとって、精神の探求は、終わることのないライフワークなのでしょう。
posted by カイト at 10:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説家、作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。